オークマ門形マシニングセンタとは

オークマの門形マシニングセンタ(MCRシリーズ)は、世界中の生産現場で使われてきた 5面加工対応の大型マシニングセンタです。大型ベッドや構造部品などの 「大物・重量ワーク」を、高剛性な門形構造と自社開発の制御・モータ技術で、 長時間にわたり安定加工できることが特徴です。

5面加工による段取り削減、高い熱安定性、豊富な主軸ヘッド・アタッチメントにより、 荒加工から高精度仕上げまで、一台に工程を集約できます。 金型、建機部品、エネルギー関連部品など、幅広い用途で採用されています。

主なラインアップと役割

オークマの5面加工門形マシニングセンタは、用途に応じて複数のシリーズに分かれています。 ここでは代表的な4シリーズを、簡単に整理してご紹介します。

オークマ門形マシニングセンタ MCRシリーズ(代表)
機種 コンセプト 想定ワーク・用途
MCR-A5CⅡ 省スペースかつコストパフォーマンスに優れた5面加工機。
AAC(自動主軸ヘッド交換装置)と各種ヘッドにより、多面加工を自動化。
一般産業機械部品やエネルギー関連部品など、長手方向に長い大物ワーク。
多工程を一台にまとめたい現場向け。
MCR-BⅤ 重切削から高精度加工まで幅広くこなす汎用機。
鋳物・鉄の重切削からアルミの高能率加工まで、長時間の連続運転でも精度を維持。
工作機械ベッド、建機部品、エンジンブロックなど、
剛性と生産性を両立したい重工系ワーク。
MCR-C シリーズ中で最大級断面のラムを備えた高剛性タイプ。
大トルク主軸と広い門幅・長ストロークで、超大物・高負荷切削に対応。
風力発電・造船・エネルギーなど、超大物構造部品の荒~仕上げ加工。
MCR-S 金型加工向けの高速・高精度モデル。
高速主軸と高応答構造で、高面品位仕上げとリードタイム短縮を追求。
自動車用プレス金型など、高い面粗さ・形状精度が求められる金型ワーク。

代表機:MCR-A5CⅡ の特徴(要約)

※具体的なストローク・テーブルサイズ・積載質量などの数値仕様は、 個別機種ページ(MCR-A5CⅡ 専用ページ)にてご確認ください。

機種選定時のチェックポイント

  1. ワークサイズと質量: 必要なテーブルサイズ・ストローク・最大積載質量から、 どのシリーズが妥当かを絞り込みます。
  2. 加工の比重: 重切削中心か、高速仕上げ中心か、荒~仕上げまで一台でこなしたいかなど、 現場の加工バランスに応じて MCR-BⅤ・MCR-C・MCR-S・MCR-A5CⅡ などを検討します。
  3. 要求精度と面品位: 金型レベルの高面品位が必要な場合は MCR-S、 重厚長大部品の高能率加工が主眼なら MCR-C・MCR-BⅤ などが候補になります。
  4. 自動化・省人化: 多面加工の自動化(AAC・多種ヘッド)、工具本数(ATC容量)、 将来のロボット・パレットシステムとの連携など、 自動化の方向性もあわせて検討します。
  5. 設置スペースとインフラ: 所要床面・機械高さ・電源容量・クーラント設備など、 工場レイアウト上の条件も事前に確認が必要です。

日光機械株式会社では、お客様のワーク・加工内容・設備計画をお伺いしたうえで、 最適な門形マシニングセンタの選定をお手伝いします。

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