Nikko-Kikai(日光機械)
Energy Saving × GX Transformation

電気代とCO₂排出を同時に削減。
省エネ工作機械でGXを実現

旧型機からの更新や設定最適化で、消費電力を最大30%削減(条件により異なる)。その効果はそのままCO₂削減量に換算でき、GX推進の具体策となります。

待機電力の低減
主軸の高効率化
エア/冷却の最適制御
加工条件の見直し

なぜ今“省エネ設計”なのか 電気代高騰は利益を直撃。旧型機のままでは固定費が増大します。

待機エネルギー

無加工時の待機電力が大きいと、稼働率に関係なく基本コストが嵩みます。エコ運転モード/自動停止が鍵。

主軸・送りの効率

高効率主軸や回生機能、最適な加減速制御により、同じ加工でも電力原単位を下げられます。

補機の最適化

クーラント/ミスト/エアブローのON時間と流量最適化、インバータ化で“見えない電力”を削減。

解決アプローチ 設備更新 × 条件最適化 × 運用改善の三位一体

① 省エネ機種の選定

高効率主軸・回生/省エネ機能・低損失サーボ・スタンバイ低電力などを備えた最新機種をご提案。

② 加工条件・治具の見直し

切削条件/工具/治具/段取りを最適化し、サイクル短縮で“使う電力の総量”を下げます。

③ 設備運用の最適化

立上げ/待機/停止の自動化、夜間電力の活用、IoTでの電力監視により、運用面でも削減を実現。

旧型機 vs 最新省エネ機の比較 一例(条件により異なる)

項目 旧型機(例) 最新省エネ機(例) 効果イメージ
待機電力 2.5 kW 1.2 kW ▲52%
加工時平均 12 kW 9.5 kW ▲21%
月間消費電力 5,800 kWh 4,300 kWh ▲26%

※ 数値は一例(想定)です。実際は機種・加工内容・運用条件により変動します。

GX(グリーントランスフォーメーション)へのつながり

電気代削減=CO₂排出削減。
例:月間1,500 kWh削減 → 年間約7.2 t-CO₂削減(排出係数0.4 kg-CO₂/kWh換算)。
既存設備の省エネ化は、GXの第一歩であり、経営のレジリエンス強化にも直結します。

かんたん削減額シミュレーション 概算の“月間電気代削減額”をその場で試算

月間電気代(現状推定):— 円
月間電気代(削減後推定):— 円
推定削減額:— 円 / 月

※ 概算です。正確な試算は現地調査・機種検討により行います。

省エネ支援・補助金+実践Tips

工作機械の省エネ更新や高効率設備導入には、各種の補助金・税制優遇の活用余地があります。まずは制度の方向性を掴み、すぐに取り組める運用改善から始めましょう。


補助金・税制(例)

  • 省エネ設備導入の補助(公募時期に応じて要件変動)
  • 高効率設備・省エネ投資の税制優遇(即時償却/税額控除 等)
  • 自治体のエネルギーコスト削減支援(設備更新・見える化)

※ 制度は年度・公募で要件が変わります。最新情報の確認が必要です。


すぐできる省エネTips

  • 待機の自動停止・エコ運転モードの活用
  • クーラント・エアの流量/ON時間の最適化(インバータ化)
  • プログラムの加減速/同時使用率の最適化でピーク平準化
  • 夜間電力の活用と段取り見直しで稼働をシフト
  • 電力の見える化(分電盤/機上メータ/IoT電力計)

カタログに記載の電気仕様の見方と活用 所要動力源・主軸/送り電動機の値から“省エネ余地”を読み解く

Sodick UX450L(所要動力源 25kVA)

ソディック UX450L(代表例)

  • 所要動力源:25 kVA
  • 解説:連続定格・力率を踏まえ、平均kWは稼働率で読み替えます。
  • ポイント:補機のインバータ化・待機制御・回生機能の活用。

マシニングセンタ(例)

項目意味省エネ観点
所要動力源(kVA) 最大負荷時に必要な見かけ電力(契約の目安) 契約電力の見直し・力率改善・ピーク抑制の余地を把握
主軸用電動機(kW)
例:26/22(30分/連続)
短時間定格/連続定格の出力 実運用の平均負荷率を測り、過剰なピーク運転を抑制
送り軸用電動機(kW)
例:X=9.4、Y=6.4、Z=5.2
各軸サーボの定格出力 加減速パラメータ・高速化の妥当性/回生の活用

表記例「26/22(30分/連続)」は短時間定格26kW、連続定格22kWを意味。省エネ検討では連続側と実測負荷率を前提にするのが基本です。

NC旋盤(例)

項目意味省エネ観点
L側主軸電動機(kW) 主軸(左)の定格出力 切削条件の最適化、過負荷抑制、連続側の妥当性
R側(サブ)主軸電動機(kW) 副主軸の定格出力 同時運転率の把握とサイクル設計でピーク平準化
回転工具主軸電動機(kW) ミーリング用の主軸出力 使用時間の短縮・適正回転/送りで消費電力を抑制

複合加工機は同時使用率(主軸×サブ×回転工具)次第でピークが上がりやすい傾向。段取りとプログラム最適化で平準化します。

カタログ値からの概算シミュレーター(kVA→kW)

平均実効電力(推定):— kW
月間消費電力量(推定):— kWh
月間電気代(推定):— 円

※ kVAは最大負荷時の目安値です。実運用では加工内容・同時使用率・待機時間により平均電力は大きく変動します。

読み解きのコツ

  • まずは力率×稼働率で、kVAを現実的な平均kWへ。
  • 主軸「30分/連続」は連続側で評価、ピークは短時間と割切る。
  • 送り軸は「加減速設定」次第で消費が上下。過度な高速化が電力を増やす場合も。
  • 複合機は同時使用率を把握し、プログラム・段取りでピーク平準化。

実測(分電盤/機上メータ/IoT電力計)と組み合わせると、削減余地の把握精度が飛躍的に高まります。

導入事例 GXの成果として見る、省エネとCO₂削減

少台数設備工場(例:3台運用)

削減ポイント:待機の自動停止、クーラントのインバータ化、夜間運転の最適化。

効果:電気代 ▲18%(概算)、月あたり約4万円の削減。

多台数設備工場(例:ライン)

削減ポイント:主軸の高効率化、回生機能活用、補機の統合制御、デマンド監視。

効果:ライン全体で ▲15%(概算)、年間数百万円規模の削減。

資料ダウンロード(準備中/閲覧のみ) 最新機種の省エネ比較表・成功事例集(メール登録制 ※準備中)

省エネ機種比較表(PDF)

主軸・待機・補機の比較に加え、電気代削減とCO₂削減の二重効果を一覧化。GX報告のたたき台に。

📄 サンプルをプレビュー

導入事例集(PDF)

規模別の実例をダイジェストで掲載。削減率・金額・CO₂削減・回収年を簡潔に把握。GX推進の実像を紹介。

📄 サンプルをプレビュー

所要動力源(kVA)のテンプレートと補間推定 カタログ未掲載時は主軸電動機から安全側で推定

代表機種テンプレート

※ 数値は叩き台(参考)です。実値はカタログ・銘板・実測を優先してください。

テンプレートで kVA が不明な場合、下の補間推定を使って安全側に見積もります。

kVAが未掲載のときの補間推定

推定所要動力源:— kVA(安全側)
※ 連続定格を基準に、補機・送りを上乗せし、効率/力率で換算。条件により大きく変動します。

使い方のコツ

  • 連続定格を基準にするのが原則。ピーク(30分定格)は余裕度確認に。
  • 補機・送りの上乗せ率は20〜40%を目安(機種構成で調整)。
  • 最終判断は銘板・実測を優先。契約電力は余裕をみて設定。

この推定は“概算”です。契約・受電設備設計は必ず実データに基づきご判断ください。

よくあるご質問

古い機械でも省エネ化はできますか?
可能です。補機のインバータ化や待機制御、条件最適化など、更新せずに削減できる項目があります。更新の方が効果が高い場合も、投資回収の観点で比較提示します。
どのくらいの期間で効果が出ますか?
運用改善は即日〜数週間、機械更新では稼働開始から効果が見えます。目標は1〜3年での投資回収です(条件による)。
補助金の活用は可能ですか?
設備更新に関する公的支援の情報整理や必要書類の準備支援が可能です。採択有無は制度・時期によって異なります。