産業ロボットQ&A(FANUC編)
産業ロボットとは何ですか?
アーム型の多関節ロボットを中心に、生産設備へ組み込まれて部品の搬送、組立、溶接、塗装などの作業を自動化するロボット全般を「産業ロボット」と呼びます。
小型ロボットとはどのようなロボットを指しますか?
ファナックの産業ロボットにおける「小型ロボット」とは、可搬質量が6kg以下程度で、比較的コンパクトなアーム長を持つロボットを指します。
(例)LR Mate /4-6D(可搬質量 4kg)...人の腕程度のサイズで、組立・検査・搬送などの用途に多用される。
中型ロボットの定義は?
ファナックにおいて「中型ロボット」とは、可搬質量が4kgから130kg程度の範囲で、比較的広い作業エリアと高い汎用性を持つモデルを指します。
(例)M-20/25-18D(可搬質量 25kg)...搬送やスポット溶接など、やや重い部品を扱う用途に対応
協働ロボットとの違いは?
協働ロボット(CRX、CRシリーズ)は安全に人と一緒に作業できるように設計された「人との共存」を前提としたロボットです。一方、一般的な産業用小型・中型ロボットは、速度や可搬能力を重視し、柵やセンサーで人との分離を前提とするケースが多くなります。
ファナック製ロボットの特徴は?
・高精度、高速動作が可能なサーボ制御技術
・長寿命、24時間稼働を前提に設計
・ロボットコントローラ(R-30iB Plusなど)による高度な制御
・ロボットビジョン(iRVision)や周辺装置との高い親和性